Earl King Memorial

R.I.P Earl King 1934-2003


with Earl King & Nagai "Hotoke" Takashi (West Road Blues Band) @ Aoyama Cay 1991.3.7

Remember EARL KING @ [ブルース・アット・ザ・ベイ] Blues At The Bay,KPFA-FM - Berkeley, CA


EARL KING - Street Parade

This is an auction of a mint condition English import album on Charley CRM 2021 of some very nice recordings which Earl King made in 1972 for Allen Toussaint and Marshall Seahorn’s Sansu label but which were never released. Great New Orleans Soul/Funk on every track, horns, wah wah guitars, probably a Neville or two in here and writing credits mainly going to Earl himself. The LP, both cover and vinyl are in mint condition; the cover is still in the original shrink wrap and even has the $7.98 price sticker from of all places, Skippy White’s record store in Boston, where I bought it many years ago! Plays great on every track. The tracks are;

1. Street Parade
2. You Make Me Feel Good
3. Some People Are
4. Fallin
5. A Mother’s Love
6. Mama & Papa


7. Medevil Days
8. This Is What I Call Living
9. Do The Grind
10. A Part Of Me
11. Love Look Out For Me
12. Street Parade

Buyer pays shipping & handling of $6 for priority mail, or $4 for media rate if in the US, $12 for airmail or $6 for surface mail if overseas. I will combine multiple items for the same bidder to save you on postage. I accept cash, check, money order, or PayPal! Full refund if not satisfied. Email me if you have any questions about this item prior to placing your bid.

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Guitar Slim / Earl King : Battle Of The Blues

. Ace CHD 189
. 12 inch mono LP
. Made in West Germany
. See photo for track list

Earl King Link

New Orleans Music Scene News

Earl King Biography
1934年2月7日〜2003年4月17日
出身地:New Orleans, LA

New Orleans 時事通信 text thanks for Hironari & GO-AHEAD

伝説のミュージシャン、69歳で死亡・・・Earl King・・・
2003年4月20日(日)

もう先は長くはないだろうなーとは、漠然と思っていたが・・・・・。

Earl Kingが亡くなられた。

Ernie K-Doe、Johnny Adamsといった人たちが亡くなった時にももちろん思ったが、いわゆるニューオリンズR&B全盛期を生きてきた人たちがこうして 一人、一人いなくなっていくのはホント寂しい・・・。

今となっては、去年、あれが最後のステージであっただろうと思われる演奏を観れたのはホントに良かった。
決して、お世辞にも良い(というか、ちゃんとした・・・というか)演奏ではなかったけど、あの、今にも崩れ落ちそうな身体で
一生懸命に客を湧かそうとするパフォーマンスには感動すら出来るものがあった
(ギターを頭の後ろにもっていって弾くような事もやってくれていた)。

ニューオリンズのローカル新聞、Times Picayuneに載っていた記事をゆみちゃんが訳してくれたので紹介します。



2003年4月19日(土)

Earl King。数多くの曲を提供し、影響を与えたギタリストが木曜日、セントチャールズ病院で亡くなった。
ニューオリンズのR&B黄金時代を飾った曲の中でも、最も親しまれ、人々の心に残る曲を残して。死因は糖尿病による複合疾病。69歳だった。

King氏の曲には、カーニバルといえばこの曲と言われるほど有名な「Big Chief」や「Street Parade」、軽快な「Come On (Let the Good Times Roll)」などがあり、Jimi HendrixやStevie Ray Vaughanなどがカバーしている。この他にも、ニューオリンズのR&Bを語るには外すことの出来ない名曲、「Trick Bag」もある。

彼の50年にわたるミュージシャンとしてのキャリアを通して、King氏は何百という曲を書き、Allen Toussaintと肩を並べるソングライターだった。

「『Come On (Let the Good Times Roll)』が一番みんながよく知っている曲かも知れないが、僕としてはもっとたくさんの素晴らしい曲があることを知ってほしい」と、長年の友人であり、数々の演奏を共にし、King氏の大ファンを自称するMac "Dr. John" Rebennackは語る。
「彼は、生涯を通して、人とは違う角度と位置から曲作りにアプローチしてきた。ソングライターとして、Allen Toussaintとは全く異なる方向に進んでいたんだ。
Earl Kingが曲を書き、音楽に取り組んだ姿勢は、一言で表せるようなもんじゃないよ。」

彼の曲と同じように、私生活においてもKing氏は常に異端であり続け、人々の興味をそそる人物だった。連絡がなかなか取れないことでも有名で、セントチャールズ通りとルイジアナ通りの角にあったK&B ドラッグストアのダイナー(注1)で、コートを手に持ってカウンターに腰掛けているかと思うと、ルイジアナ通りとプリタニア通りのTasteeドーナツショップ(注2)にいたり、ジェンティリ(注3)にあるAllen ToussaintとMarshall SehornのSea-Saintスタジオでうだっているというように、ほとんど家にいないのだ。

注1:K&Bは90年代後半までニューオリンズのあちらこちらにあったドラッグストアのチェーン店で、K&Bカラーと呼ばれる独特の紫色が社色。
店内に5〜6人が座れる小さなカウンターがあり、卵とベーコンとグリッツといった典型的な南部の朝ご飯が一日中安く食べられるようになっていた。近所の人たちの溜まり場で、大手に吸収合併されてなくなった今も懐かしむファンは多い。

注2:Tastee ドーナツショップは、最近数が減ったものの、これも南部に数多くあるドーナツ屋で、各店のキッチンで揚げたてを出す時間になると外まで人が並ぶほど人気のある店。
黒人の客が多く、店内でコーヒーとドーナツを食べられるだけでなく、レッドビーンズ&ライスや簡単なポーボーイサンドイッチなども出し、同じように近所の集会所になっていた。

注3:ニューオリンズ北西部地域のこと。

全盛期、彼のパフォーマンスはエネルギーの炸裂するステージで、
愛用のストラトキャスターから骨太のソロをひねり出し、念入りに仕上げたかさ高いヘアースタイルでキメていた。

King氏の書く曲は、シンコペーションに特徴のあるニューオリンズ特有のリズムと、歴史に題材を取った奇想天外な人間の心理と彼自身が「恋愛症候群」(Love Syndromes)と呼ぶ心の動きを歌詞にしたもので、彼が興味を持っていた対象の幅広さを示すものだった。
彼の書く歌詞にはユニークな隠喩が使われていることも多く、「Come On (Let the Good Times Roll)」では「I love you baby like a miner loves gold(鉱山で働くやつが黄金を欲しがるように俺はお前を愛してるぜ)」
「you got me flippin' like a flag on a pole(高いさおの上ではためく旗のようにお前は俺をメロメロにさせる)(注4)」と唄っている。

注4:英語の「Flip」には「パラパラめくる、パタパタする」という意味のほかに、俗語として「気が狂う」「夢中にさせる」「興奮する」といった意味がある。


「『Earl、お前の歌ってるのはブルースだ』とか、
みんなが勝手に俺の音楽をカテゴリーに分類しようとするけど、
俺はただ唄を歌ってるだけなんだ。
俺の頭の中でピョンピョン飛びまわる言葉や気持ちをそのまま曲にして、歌ってるだけなんだよ」と、King氏自身は1993年のインタビューでこう語っている。

臆病な熱血漢

本名は Earl Silas Johnson IV。
高校時代からKing氏はあふれるような創造性を発揮し始め、教師から「ダ・ビンチ」というあだ名をもらうほどだった。
子供時代のKing氏は、アニメ、絵画だけでなく、化学にも興味を示し、自分で化粧品を作ってしまったこともあったという。彼は自分自身のことを「臆病な熱血漢」と呼んでいたが、常に何か創造的なことを追及していないと不安になるタイプだったという。

King氏のギターのスタイルは、
Eddie "Guitar Slim" Jonesに多大な影響を受けて出来上がったものだ。
1950年代の始めに初めて出したシングル盤は、レコードプロモーターのアイデアで「Earl King」の芸名が使われた。
「Those Lonely, Lonely Nights」が南部で最初のヒットとなり、Imperial Recordsから出した「Trick Bag」は、1962年にビルボードのR&Bチャートで17位まで上っている。

Motown Recordsとの関係がうまく行かなかったため、King氏はニューオリンズに戻って曲を書き始め、さまざまなレコーディングに参加し始める。
ニューオリンズのR&Bシンガーたちへの曲の提供も1960年代後半に一旦ほとんどなくなっていたものの、約10年後、彼の音楽を聞いて育った若いミュージシャンたちに励まされて再び活動を開始する。その中に、今のRadiatorsの前身であるRhapsodizersのメンバーもいた。
彼らは、キャロルトン通りにあったJed's という古い店や、Tipitina'sなどでKing氏が演奏する際にバックバンドを務めている。.

King氏は、ローカルのマイナーレーベルBlack Top Recordsから出した、数枚のアルバムがいい評価を得たことで、再び訪れたミュージシャンとしてのキャリアを楽しんでいた。
一枚目が「Glazed」というタイトルで、1986年に出したニューイングランド出身のバンド Roomful of Bluesとのコラボレーションアルバムで、グラミー賞にノミネートされ、その次に出した「Sexual Telepathy」と「Hard River to Cross」には昔の曲のリメイクが入っている。

素晴らしいソングライター

King氏は、自分の友人や実際に経験した事柄を少しアレンジして曲の中に登場させることが多い。
King氏の父はKing氏が子供の頃に亡くなったブルースピアニストだったが、祖母がよく彼に語ってくれた父に関する話を元に「Trick Bag」を書いている。
この曲の中で、主人公が気の強い相手に意味ありげに語るのが、
「I saw you kissing Willie across the fence, I heard you telling Willie I don't have no sense/The way you been actin' is such a drag, you done put me in a trick bag(お前が柵越しにWillieにキスしたのを見たよ。お前がWillieに私のやることには何の意味もないのよって言うのを聞いたよ。お前のやり方に振り回されてすっかりたくらみにはまってしまった)」という歌詞だ。

「Poor Sam」の歌詞では、「who was gentle as a lamb/They took him away in a straitjacket, people/With a yellow ribbon in his hand(子羊のようにやさしいあいつ。奴らはあいつに拘束服を着せて連れていってしまったんだよ。黄色いリボンを手に持ったまま)」と友達に語りかけている。

「この唄に出てくる男は、たんにEarlが知ってるやつのことだけじゃなくて、僕たちがよく話してた、世の中から放り出されてしまったいろんなヤツらのことなんだ。Earlは実際に起こったいろんなことをドキュメントみたいにするのがうまかったけど、実際に起こったこととは何の関係もないことを唄に混ぜるのもうまかったなぁ。
Earlの頭の中には、普通の人が考えもつかないような創造性があって、そこから唄のアイデアが湧いてくるって感じだった」と前述のMac "Dr. John" Rebennackは言う。

King氏が若いMac Rebennackに出会ったのは、Rebennackが「Dr. John」という芸名で書いた曲が売れ始めるよりもずっと前のことだった。

「Earlは、僕を励ましてくれて、いろんなアドバイスもくれたよ。EarlとHuey 'Piano' Smithの二人は、諦めずに頑張れっていつも激励してくれてた。この二人は、よく似たハートの持ち主で、今でも僕はこの二人の与えてくれた暖かく強い愛情を忘れられないんだ。
Earlはいつも、他の誰も出来ないようなやり方でいろんなことを教えてくれた。彼は職人というだけじゃなくて、自身も常に学び続ける人だった」

ニューオリンズ音楽の流れを作った口笛

1964年、ガバメントニコラス通りにあったCosimo Matassaスタジオで行われていた「Big Chief」のレコーディングセッションで、Rebennackはギターを弾いている。Professor Longhairはピアノの音入れを済ますと、どこかへ行ってしまった。
次に、King氏があの独特な口笛とリードボーカルを入れた。このボーカルは本来Professor Longhairのデモ用に入れたもので、後からProfessor Longhairが唄を入れ直すはずだったが、結局これが最終バージョンとなり、Professor Longhairの名前で出されたものの、リードボーカルはKing氏のままでリリースされている。

「俺は別に気にしなかった。Fess(Professor Longhairのこと)がまた音楽を演リ始めてくれるきっかけになればいいと思ってたからね。
あの曲を録音する直前、Fessは全く演奏とかやってなかったんだ。もう一度彼をやる気にさせるものがあるとすれば音楽しかないわけだし、あの曲が結局Fessの復活につながったんだ。
だから俺としてはそれに関与できただけでもすごく誇らしい気分なんだよ。だって、十代の頃からFessは憧れだったからね」と後でKing氏はコメントしている。

R&Bの黄金時代を築いた他のアーティストとは異なり、
King氏は自分の書いた曲の著作権をきちんと保有していたため、
結果として、Jimi Hendrixが、数百万枚売れた1968年のアルバム「Electric Ladyland」でKing氏の「Come On (Let the Good Times Roll)」を取り上げた時や、他のミュージシャンがKing氏の曲をカバーした際に、きちんとKing氏の懐に印税が入ってきたため、かなり生活費の足しになっている。
《これについては、以前僕は誰かに、「Earlは、昔、〜〜の曲を、誰々…に安く売ってしまった・・・云々・・・」とも聞いた事があるので、なんとも複雑な思いで読んだんですが・・・・・By ヒロナリ》

ここ数年、King氏は海外ツアーを昔よりも頻繁に行っていたが、体調を崩して何度も入退院を繰り返すようになっていた。持病の糖尿病の悪化だ。

「最後にEarlと話したのは今年のはじめ頃だったけど、Earlは体のあちこちが痛くて、酒でも飲んでないとやってられないぐらい辛いと言ってた。でも、Earlは生まれ変わりを信じてたし、たとえ彼の肉体は滅びてもあの力強い魂(ソウル)は生きていくよ、ずっと。
最後のほうはあまり話題に上ったりしなくなってたけど、彼の残した功績や与えた影響は本当に大きなものだった。
きっと彼は今ごろ、肉体に縛られて相変わらずウロウロしてる僕たちを魂の世界から見下ろして、彼らしい独特の表情で笑ってるんじゃないかな」とMac "Dr. John" Rebennackは語る。

葬儀やその他の細かい行事は金曜の時点で未定。

2003年4月19日付Times Picayune誌Keith Spera記者の記事より。
翻訳責任:真野裕美
無断転載を一切禁じます。


Earl・・・あなたの残した数々の名曲はこれからもずーっと、
世界中の人達を興奮させ、楽しませてくれるでしょう。
あなたに影響を受けたたくさんのミュージシャン達によって・・・。 合掌。

R'n'B legend Earl King dead at 69

Date: April 20 2003


By New Orleans

Earl King, the prolific songwriter and guitarist responsible for some of the most enduring and idiosyncratic compositions in the history of R'n'B, has died from diabetes-related complications. He was 69.

Over his 50-year career, King wrote and recorded hundreds of songs.

His best-known compositions include the Mardi Gras standards Big Chief and Street Parade; the rollicking Come On (Let the Good Times Roll), which both Jimi Hendrix and Stevie Ray Vaughan recorded; and Trick Bag, the quintessential New Orleans R'n'B story-song.

''Come On (Let the Good Times Roll) might be the one that people know, but I wish the world would hear more of his songs,'' said Mac ''Dr John'' Rebennack, a longtime friend, fan and collaborator of King.

''He approached songs from different angles, from different places in life.''

In his prime, he was an explosive performer, tearing sinewy solos from his Stratocaster guitar and wearing his hair in an elaborate, upraised coif.

King's songwriting was informed by syncopated New Orleans beats and his interest in a broad range of subjects, from medieval history to the vagaries of the human heart and his own so-called ''love syndromes''.

''Most people say, 'Well, Earl, you sing the blues,' or however they want to categorise it,'' King said in a 1993 interview.

''I just sing songs. I'm a writer, so whatever gymnastics jump through my head, I write about it.''

Born Earl Silas Johnson IV, King described himself as a ''nervous energy person'' who constantly needed to be engaged in some creative pursuit.

He cut his first singles in the early 1950s, taking on the stage name ''Earl King'' at the suggestion of a record promoter.

Scenes and acquaintances from his life often found their way into his lyrics with little editing. A story King's grandmother told about his father, a blues pianist who died when King was a boy, inspired Trick Bag.

In the song, the protagonist sings to his wayward significant other, ''I saw you kissing Willie across the fence, I heard you telling Willie I don't have no sense/The way you been actin' is such a drag, you done put me in a trick bag.''

King died Friday and funeral arrangements have not yet been finalised.

AP



http://www.goahead.nu
ACE Records
Catalogue No Album Title Artist
5SPCD 4412 Various Artists - The Specialty Story I'm Your Best Bet, Baby Earl King
CDROP 1001 Various Artists - 20 Great R&B Hits Of The 50s Is Everything Alright Earl King

2 matches displayed of 2 found with "earl king" in the artist name.

78'S COLLECTION

  • Earl King : Baby You Can Get Your Gun/Those Lonely, Lonely Nights (Ace 509)
  • Earl King : Little Girl/My Love Is Strong (Ace 514)
  • Earl King : A Mother's Love/I' m Your Best Bet, Baby (Specialty 495)
  • Earl King : Gratefully/Dont Take It So Hard (King 4780)
  • Eddie Bo : I'm So Tired/We Like Mambo (Ace 515)
  • NEW ORLEANS CD

    THOSE LONELY, LONELY NIGHTS ; EARL KING
    1. A Mother's Love
    2. I'm Your Best Bet, Baby
    3. What Can I Do
    4. 'Till Say Well Done
    5. No One But Me
    6. Eating And Sleeping
    7. Sittin' And Wonderin'
    8. Funny Face
    9. Those Lonely, Lonely Nights
    10. My Love Is strong
    11. Little Girl
    12. It Must Have Been Love
    13. I'll take You Back Home
    14. Mother Told Me Not To Go
    15. Is Everything Alright
    16. Those Lonely Lonely Feelings
    17. You Gonna Fly High
    18. Well 'O Well 'O baby
    19. I'll Never Get Tired
    20. Everybody's carried Away
    21. Buddy It's Time To Go
    22. Don't You Know You're wrong
    23. Everybody Got To Cry
    24. Darling Honey Angel Child
    25. I Can't Help Myself

    P-VINE PCD-2478

     現在も現役で活躍するアール・キングの1950年代後半の録音集。(1)(8)が SPECIALITY、(9)(25)がそのA&R マンであったジョニー・ヴィンセントが興した ACE での録音となっている。バックのピアノは前半はヒューイ・スミス、後半はジェームズ・ブッカーが担当している。ギター・スリムの「代役」として売り出し中だったアールの1954年録音(1)などを聴くと、モロにギター・スリムの影響を受けているのが分かるが、スリムよりユルい持ち味が徐々に出てくる。「ニューオーリンズ三連」ともいうべきスロー・ナンバーとロッキン・ナンバーの両方で味のある歌とギターを聴かせる。また、ソング・ライターとしての才能が素晴らしく、ジョニー・ギター・ワトソンの取り上げた(9)は名曲だ。スヌークス・イーグリンも(10)などアールの曲を多く取り上げている。そして特筆すべき曲はなんといっても(24)だ。後に IMPERIAL で「カモン」として再録したこの曲、ジミヘンが取り上げてロック畑にも有名になったが、これぞ真にニューオーリンズ・フォンクのもっとも初期のもののひとつと言えるのではないだろうか。 ACE を離れたアールは IMPERIAL で録音を続け、先の「カモン」の他、「トリック・バッグ」という重要曲も残している。しかし IMPERIAL 時代をまとめた単独 CD は出ていないようだ。TOSHIBA さん、ぜひ出して欲しいなぁ。それから BLACK TOP からの新譜、出ないかなぁ。ちなみにこのジャケット写真、第1回ブルース・カーニヴァルの時のものだと思う。


    OOPS news