RokketWeb - Kollektion - ROCK ON BABY - @Heart

"ROCK ON BABY"


1994/4/21
SHEENA & THE ROKKETS
Speedstar J.V.C. VICL-513

  1. RAIN <突然 雨が降ると>
  2. SMELL <あなたの匂い>
  3. LIBERTIMAGISM <淫象派>
  4. MISTAKE <ミステイク>
  5. ROCK ON BABY<ロックの好きなベイビー抱いて>
  6. KOKO <ストリートシンガー>
  7. GAKI <ガキ>
  8. SUMMER END'S ROCK<夏の終りのロック>
  9. MISS TOPAZ <ミス・トパーズ>
  10. THE DAUGHTER OF THE WITCH<魔法使いの娘>

    全曲(作詞:阿久 悠 作曲:鮎川 誠)
    All Lyrics written by Yu Aku
    All Songs written by Makoto Ayukawa
    All Songs arranged by Sheena & The Rokkets
    ALL LONDON RECORDING
    SHEENA & THE ROKKETS
    Lead & Tambourine :Sheena
    Vocal & Guitar :Makoto Ayukawa
    Guitar :Nobuyuki Watanabe
    Bass :Jun Hashimoto
    Drums :Motonori Higashikawa

    GUEST MUSICIANS
    Piano,Vox Continental :John Denton (Tracks 2,6,8)
    Guitar :Wilko Johnson (Tracks 6)
    Bass :Norman Watt-Roy (Tracks 6,8)
    Percussions :Salvatore Ramundo (Tracks 6)

    PRODUCED BY : MAKOTO AYUKAWA & SHEENA

    Recorded by :Alan Douglas
    Assistant Engineer :Mark Warner,Kevin Paul
    Recorded at The Town House Studio, London(1st-14th November,1993)
    Mixed at Konk Studio, London(16th-23th November,1993)
    Mastered by :Tony Cousins
    Mastered at Metropolis Studio, London(26th November,1993)

    A&R,Director :Naoki Matsumoto (Speedstar,J.V.C.)
    Executive Producer :Takeshi Takagaki (Speedstar,J.V.C.)
    Artist Management :Yoshinori Nishiyama (ROCK et DUCTION)
    Rokket crew :Yasushi Hattori, Yoshinobu Tokoro

    Promotion Staff :Atsushi Togashi, Yasumasa kubota (Speedstar,J.V.C.)
    London Recording CO-Ordination :Ryoji Oba, Yousuke Kakegawa & Elle (OR ltd)
    London Recoding Support :Masahiro Hidaka
    :Jason Mayall ,Chris Musto & Alex (SMASH)
    TOKYO S.O.S :Murako&Yoshiko (Speedstar,J.V.C.)

    Art Direction : Mitsuo Shindo (C.T.P.P.)
    Design : Ryoji Ohya,Koichi Fujikawa (C.T.P.P.)
    Photography : Kazunari Tajima
    Inner Photo : Bob Gruen
    Bob's Photo Support : Mikio Ariga
    Hair & Make-up : Shinji Konishi
    Visual Co-Ordination : Kenji Nakao (J.V.C.)

    -INSTRUMENT-
    Sheena-LUDWIG TAMBOURINE
    Makoto Ayukawa-GIBSON Les Paul Custum 1969
    FENDER Music MasterU 1966
    Nobuyuki Watanabe-GIBSON&FENDER GUITAR
    Jun Hashimoto-MUSICMAN&RICKENBACKER BASS GUITAR
    Motonori Higashikawa-TAMA DRUMS
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    RAIN <突然 雨が降ると>
    (作詞:阿久 悠 作曲:鮎川 誠
    編曲:SHEENA & THE ROKKETS)

    突然 雨が降ると
    人間の正体がわかる
    突然 雨が降ると
    人間の正体がわかる
    恋人だって まず走り出し
    それから 慌てて手をさしのべて
    急げという

    濡れるから 濡れるから
    ぼくと同じスピードで走れという
    ご親切に ご親切に
    あんたは心やさしい人なのね
    でも わたし あの一瞬
    あんたが一人で逃げ出したことを
    忘れやしない

    雨だもの 濡れてあたりまえ
    びっしょり濡れてしまおうと
    わたし 言ってほしかった

    突然 雨が降ると
    人間の正体がわかる
    突然 雨が降ると
    人間の正体がわかる
    しあわせだって 転がりはじめ
    話のつづきが見つからなくて
    またねという

    傘がない 傘がない
    なぜに傘がないと ぼやいていう
    運がない 運がない
    あんたはいつもそういう人なのね
    でも わたし 雨のまえ
    あんたが言おうと思ってたことを
    知りたくはない

    雨だもの 濡れてあたりまえ
    一緒に濡れてしまおうと
    わたし 言ってほしかった

    雨だもの 濡れてあたりまえ
    一緒に濡れてしまおうと
    わたし 言ってほしかった




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    SMELL <あなたの匂い>
    (作詞:阿久 悠 作曲:鮎川 誠
    編曲:SHEENA & THE ROKKETS)

    あなたの匂い あなたの匂い
    あなたの匂い あなたの匂い
    よく眠れるわ
    いい夢見るわ
    とげとげしさも 忘れてしまう

    あなたの匂い あなたの匂い
    あなたの匂い あなたの匂い
    気を失うわ
    溺れて死ぬわ
    いいことだけを 信じてしまう

    わたしが 淋しがったり 嘆いたり
    ひとつのしあわせを 羨んだり
    つまらない恋に 意地になったり
    ときどき めまいを起こしたら
    あなたの匂い あなたの匂い
    あなたの匂いが ほしいから

    あなたの匂い あなたの匂い
    あなたの匂い あなたの匂い
    やさしくなるわ
    素直になるわ
    小さな見栄が 恥ずかしくなる

    あなたの匂い あなたの匂い
    あなたの匂い あなたの匂い
    裸になるわ
    見せたくなるわ
    子供のように はしゃいでしまう

    わたしが化粧変えたり 飾ったり
    嘘を得意げに ふりまいたり
    似合わない場所で 派手になったり
    突然 だまってしまったら
    あなたの匂い あなたの匂い
    あなたの匂いが ほしいから


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    LIBERTIMAGISM <淫象派>
    (作詞:阿久 悠 作曲:鮎川 誠
    編曲:SHEENA & THE ROKKETS)

    およそ おまえほど
    淫らな女は 見たことがない
    少しはガマンが出来ないものか
    ちょっと見のいい男に
    誘いをかける

    それも 愛じゃない
    おまえの辞書には 愛などない
    おいしいディナーに こだわるように
    二晩は同じものを
    食べないきまり

    そんな生き方を そんな生き方を
    けなすのは たやすい
    いくらでも 悪く言える
    ああ だけど ああ だけど
    なんて おまえは きれいなんだ
    機嫌のいい 顔なんだ

    今日も 朝帰り
    黄色い太陽 見上げて歌う
    世間に遠慮が 必要なのに
    照れもせず しあわせだと
    態度で示す

    長い人生を
    ちょっとはマジメに 考えなさい
    いいことばかりが あるわけじゃなし
    窮屈が 嫌いだなんて
    こどもの理屈

    そんな生き方を そんな生き方を
    けなすのは たやすい
    いくらでも 悪く言える
    ああ だけど ああ だけど
    なんて おまえは きれいなんだ
    機嫌のいい 顔なんだ


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    MISTAKE <ミステイク>
    (作詞:阿久 悠 作曲:鮎川 誠
    編曲:SHEENA & THE ROKKETS)

    シャワーの音に ふと目を覚まし
    何だ 何だ 何があったの
    頭がガンガンする
    バーボン飲んで 踊ったまでは
    おぼえているけど
    そこから先は どうなった

    飾りのついた ジャンパーを見て
    待てよ 待てよ 待てよこいつは
    目先がチカチカする
    ベイビーなんて 呼んでたやつが
    確かにいたけど
    そいつとその後 どうなった

    子供でもないのに とぼけちゃいけない
    しっかり男と女になって
    その上気楽に眠ったってことさ
    いい気なもんだね MISTAKE

    ベッドの上で 胡座をかいて
    あれは あれは あれはまずいよ
    ハートがドキドキする
    うわさのツルを あれほど嫌い
    怒鳴っていたのに
    どういうわけで こうなった

    酔いどれていたなど言ってはいけない
    しっかり男と女になって
    結構楽しく遊んだってことさ
    よくあることだね MISTAKE


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    ROCK ON BABY <ロックの好きなベイビー抱いて>
    (作詞:阿久 悠 作曲:鮎川 誠
    編曲:SHEENA & THE ROKKETS)

    ロックの好きなベイビー抱いて
    可愛いママが行く

    この子が二十歳になる頃には
    この世はきっとよくなっている
    だから しばらく ママとおまえで
    がんばろうね がんばろうね
    ロックで笑うおまえを見ていると
    勇気がいつもわいて来るから

    愛したから おまえが出来て
    愛があるから おまえを産んで
    いろいろあれこれ言われたけれど
    ロックでこの世がまわるまで
    人間信じて がんばろうね

    ロックの好きなベイビー抱いて
    可愛いママが行く

    まだまだ醜いこの世だけれど
    やがてはいつかまともに変わる
    憎み合っても 得はないから
    笑っていようね 笑っていようね
    ロックで眠るおまえに触れると
    心がひとりで踊り出すから

    愛したから おまえがここに
    愛があるから おまえとともに
    明日も未来も必ず来るよ
    ロックで話が出来るまで
    人間愛して 笑ってようね

    ロックの好きなベイビー抱いて
    可愛いママが行く


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    KOKO <ストリートシンガー>
    (作詞:阿久 悠 作曲:鮎川 誠
    編曲:SHEENA & THE ROKKETS)

    あなたの歌のうまさにくらべて
    お客が少な過ぎる
    それも小さな子供が二人
    ふしぎな顔で見上げてた

    あの頃は 下手だった
    心がなかった
    生意気で わがままで
    誠意がなかった

    ストリートシンガー
    あなたを街で見かけた
    十八年も昔の歌を
    ギター一つで歌っていた

    だけど 今 街の角
    大きな銀行の先
    心が流れる
    心が流れる

    時代の中で あなたももまれて
    いくらか老けて見える
    獣みたいな匂いが消えて
    やさしい顔になっていた

    あの頃は いつだって
    喧嘩をしていた
    人間を馬鹿にして
    つめたく歌った

    ストリートシンガー
    たしかにそれは風景
    まぶしい午後の 光を浴びて
    古びたギターを 抱きしめてた

    だけだ 今 街の角
    ペタリと石段に座り
    心を伝える
    心を伝える


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    GAKI <ガキ>
    (作詞:阿久 悠 作曲:鮎川 誠
    編曲:SHEENA & THE ROKKETS)

    いろんな考え方がある
    オレは たぶん 馬鹿だ 馬鹿だ
    ハタチでヒッピーになったまま
    いまだに自由に憧れている

    流れる雲や 風の行方や
    花の匂いにさそわれて行く

    都会のゲームは勝てないけれど
    地球と思えば 勝負はわからない
    オレはいとしい そういう自分が
    心やさしく愛する自分が

    とっくに老いたおまえと違って
    体の中に眠らないガキがいる

    誰かに意見をきいたなら
    オレは きっと カスだ カスだ
    時代が何回も変わっても
    きれいな夢見て笑われている

    季節の色や 雨の降り方
    人の笑顔に魅せられている

    人生のゲームは B級だけど
    人間らしさは 絶対Aになる
    オレはいとしい そういう自分が
    心やさしく愛する自分が

    とっくに老いたおまえと違って
    体の中に眠らないガキがいる


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    SUMMER END'S ROCK <夏の終りのロック>
    (作詞:阿久 悠 作曲:鮎川 誠
    編曲:SHEENA & THE ROKKETS)

    陽灼けのあとが ヒリヒリ痛い
    それより心が痛い
    プールサイドに吹く秋の風
    もうメランコリー

    遊びのキスは 軽くて甘い
    本気はヘビーで 苦い
    そんなつもりじゃなかったけれど
    もうメランコリー

    純情なんて言葉は知らない
    わたしツッパリ ハスッパ・ガール
    煮ても焼いても食えない金魚
    なのに どうして しどろもどろ
    ああ たまらない
    夏の終りのロック
    夏の終りのロック
    もういい顔できないわ

    腰まであった ロングのヘアー
    バッサリ肩まで切って
    はたち過ぎたら タバコもダサイ
    もうメランコリー

    嵐の前にどこかへ逃げた
    ヨットを追いかけながら
    黒い瞳を涙で濡らし
    もうメランコリー

    純愛なんて信じていない
    わたしモーレツ イエロー・カード
    ここと思えば またまたあちら
    なのに いまさら 純情可憐
    ああ たまらない
    夏の終りのロック
    夏の終りのロック
    もういい顔できないわ

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    MISS TOPAZ <ミス・トパーズ>
    (作詞:阿久 悠 作曲:鮎川 誠
    編曲:SHEENA & THE ROKKETS)

    きみがいちばん輝いていたのは十四歳
    次の年 男ができて 少しかげる
    無邪気な同級生に嫉妬して
    仕方なくアバズレのふりをする

    きみがふたたび色づいていたのは十八歳
    この町を出て行く時に なぜか光る
    広場で別れの言葉 投げつけて
    幸福になるからと胸を張る

    ミス・トパーズ もう ミセスかい
    ミス・トパーズ もう ミセスかい
    きみがほんとうに笑った顔を
    ぼくは一度も見たことがない
    ミス・トパーズ もう ミセスかい
    ミス・トパーズ もう ミセスかい

    きみの噂が最悪の時代は十九歳
    はたちまで生きないだろうとみんな話す
    あまりにプライド高く 傷ついて
    真夜中に酔いどれるようになる

    きみの姿を遠くから見たのは二十二歳
    いいクルマ転がしながら うんとすかす
    とびきりいい女だと ツンとして
    わがままなクラクション鳴らしてる

    ミス・トパーズ もう ミセスかい
    ミス・トパーズ もう ミセスかい
    きみがほんとうに笑った顔を
    ぼくは一度も見たことがない
    ミス・トパーズ もう ミセスかい
    ミス・トパーズ もう ミセスかい


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    THE DAUGHTER OF THE WITCH <魔法使いの娘>
    (作詞:阿久 悠 作曲:鮎川 誠
    編曲:SHEENA & THE ROKKETS)

    きみが魔法使いの娘だなんて
    どういう幸運なんだ
    お願いだから きみの不思議な
    力を貸してくれ
    いやいや ぼくのためじゃない
    世の中のために使いたい

    ごらんよ 世界は汚れきって
    まるで地獄になっている
    いやな奴がのし歩き
    悪い奴が天下を取る
    いい人は ぼくのように
    何だか不運なんだ

    あなたのために魔法を使いたい
    昔の私は 何でも出来た
    でもでも 許してね
    魔法使いの娘でも
    人を愛したら ただの娘になるの

    きみが魔法使いの娘だなんて
    どういう幸運なんだ
    愛してるなら たまにタブーを
    破ってみせてくれ
    いやいや 欲のためじゃない
    幸運のために使いたい

    いいかい 誰もが荒みきって
    ずるいケモノになっている
    愛を捨てて 抱き合い
    傷をつけて 平気でいる
    やさしさは 何をしても
    とっても ひ弱なんだ

    あなたのために魔法を使いたい
    昔の私は 何でも出来た
    でもでも 許してね
    魔法使いの娘でも
    人を愛したら ただの娘になるの

    きみが魔法使いの娘だなんて
    どういう幸運なんだ
    お願いだから きみの不思議な
    力を貸してくれ
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